・３日目その２

観光案内所の方の言われた通り、道のりの途中からだらだらと坂道が続いてきました。歩道も狭くなって、ちょっと怖い思いもしましたが、無事に夢想園に到着。どこで受付をしていいのかがわからずに、ホテルのフロントで尋ねたら場所を丁寧に教えて下さいました。受付を済ませて、女性専用露天風呂「弘法の湯」へ。ここの露天風呂は大抵のガイドブックに載っているくらい有名なお風呂なんですが実際入ってみて、大きさにビックリ、景色の良さに２度ビックリでした。ガイドブックってけっこう大げさに記載してあるもんなんですが(^^;　こればっかりは正真正銘「その通り」でした。天気が良かったので、湯船から見える由布岳もすばらしく、時間を忘れてしばらくの間、ぼお〜っとお湯に浸かっていました。

のんびりお湯に浸かってリフレッシュできたところで、ここのホテルのもう１つの名物である「自家製プリン」（４００円）を食べるべく、ホテル内へ。フロントの前を通って「展望喫茶　Baｎ　Ban」へ直行しました。この自家製プリンは１日４０個限定で宿泊客は予約も可能、しかも時間は１３時半を過ぎているということで売りきれも覚悟して、おそるおそる「プリンてありますかぁ？？？」と聞いてみたら、「まだありますよ」との返事が！これはまさしく神の声！（大げさな）満面の笑みを浮かべて「プリン、２つ下さい！」と勢い良く注文しました。(^^;　高台にあるホテルの「展望喫茶」というだけあって、湯布院全体を見渡せる景色はとってもよかったです。

景色に見とれているうちに、待望のプリンが到着。さっそく一口食べたら２人して「おーいしぃ！」という声が自然に出ていました。カラメルは少し苦めですが、本体(?)部分の甘さと見事な調和で、あっという間に食べ終わってしまいました。「湯上りはプリンに限る」という、迷文句がここで生まれました。(笑)　すっかり気分も良くなったところで小腹がすいてきたので、何か軽く食べようということで、温泉の帰りがけに「手打ちそば　豆腐創作料理　旬」へ入りました。「地鶏そば」、「手打ちそば御膳　梅」をそれぞれ注文し、遅い昼食をとりました。会計時にレシートを見せると隣にある「ゆふいん土鈴館」の展示室が無料になる、という話を聞き、早速見に行きました。全国各地の凧・面・土鈴がたくさん展示してありました。

お店を出て、今度は由布岳を真正面に見ながらてくてくと歩いて行きました。連れがここは見てみたいな、と言っていた「由布院蒔絵美術館」へ。ここでは蒔絵の技法や作品が紹介してあったのですが、蒔絵って見る角度をほんの少し変えるだけで絵が微妙に変化するんですね、これが。今まであまり蒔絵をじっくり見る機会がなかったので、この美術館で奥の深さを実感することができました。この蒔絵美術館は入館料として５００円払うのですが、見学の後にコーヒーとちょっとしたお菓子（この日はわらび餅でした）のサービスがあるので、実質このコーヒー代を払っているような感じです。ここのカウンターで飲むコーヒーは落ち着いた気分に浸れてなかなかよかったですね。(^^)

隣接しているお店を軽くのぞいた後に、再び（三度以上？）湯の坪街道のお土産物屋をのぞきながら宿に戻ることにしました。自分や家用のお土産など、あちこち物色しながら買い物をしました。ジュース、日本酒なども「帰りの荷物が重たくなるなぁ」と思いながらもついつい買ってしまいました。(^^;　たくさんの荷物を抱えて宿に戻りました。一休みしてから夕食を食べに出かけよう、ということになって、試食用に買った「B-speak」のＰロールを早速食べることにしました！旅行の事前調査でもかなりの評判、湯布院のとあるお店の方も「おいしいよ」と言っていた、自分たちも行列してまで購入・・と食べる前から期待させる要素ばかりだったので、ドキドキしながら箱を開けました。

のの字に白いクリームが見えるきれいなロールケーキでした。もう待ちきれません。急ぎながらも、ちょっぴり緊張しながら１口ぱくり・・・・・・・・・しばしの無言状態の後「おいしいぃ〜！」これは、ほんとにおいしかった！ほろ苦さを感じさせるチョコレート風味のふわふわ生地にほんのり甘い生クリームが見事にマッチしてました。２人とも「おいしい」を連発しながら食べていました。予約の本数をもう少し増やしてもよかったかな？などと自然に会話も弾んでいました。(^^)　てつのすけ家では、これから湯布院へ来た際にはＰロールが定番のお土産になることは間違いないでしょう。(笑)　でも、それくらいおいしかったんですよ。ほんとに。

小休止をしたところで、夕食を食べに外出しました。今晩は自分たちで夕食をとるところを考えなくてはいけなかったので、昼間の散策の最中も「ここなんかどうかなぁ？」とお店探しに余念がありませんでした。宿から近いところに良さそうなところがあったので目星はつけていましたので、そこへ向かいました。

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