・5日目その1
いよいよ高知滞在の最終日になってしまいました。この日はまず、文学好きな友人が行きたい、と言っていた「寺田寅彦記念館」に行くことにしていたので、チェックアウトの手続きをした後に、フロントの方に場所を聞いたら、ホテルの近くにあるのはわかったらしいんですが、地図で指さしながら、「このあたりで1度、聞いてみて下さい」だって。(^^;;; ビジネスマンが多いかもしれないけど・・・観光で来る人もいるんだし・・・パンフレットも置いてあるんだからさぁ、場所くらい把握していて欲しいなぁ、と思いました。
駐車場から車が出してあったものの、急斜面の途中に止めてあるもんだから、荷物を積んで、さぁ出発!と思っても、私の車はMT車。教習所で最初に坂道発進の練習をした時くらいに緊張しました。やはり少し『ずるっ』と下がりましたが(^^;なんとか出発することができました。
頼りないガイドマップの地図を見ながら運転していきましたが、細い道に入ってしまったり、同じ所をぐるぐる廻ったりと行くのを諦めかけていたころ、たぶん3度くらいに通った道をゆっくり走っていて、運良く!?見つけました。館の前にあった地図を1番最初に通った時に見ていたのに全く気がつきませんでした。灯台もと暗し、とはまさにこのことですね。

反対側から入り、ようやく入館することができました。ここは無料で見学することができます。玄関から上がると館員の方がいらしゃって家と寺田寅彦氏の簡単な説明をして下さいました。本の展示などもあります。ミニ文集の販売もしていました。「寺田寅彦って誰?」とおっしゃる方も多いと思いますが(私もその1人。)1度は小耳に挟んだことがあろう 『天災は忘れた頃来る』という言葉はこの寺田寅彦が言ったものなんですよ。(^^) このことを知っただけでも「ここに来たかいがあった」と思ったし、「勉強になったぁ」としみじみ感じました。

朝の心地よい風が吹きぬけていき、「どこから来ました?」と聞かれて「愛知です」と答えて「随分、遠いところから来たんですね」と言われ、「あっそうか、愛知からだとすごく遠いんだぁ、高知って」と、ふと我に返った私。すごく落ち着いた佇まいに我が家にいるような感じにさえなってしまっていました。
名残りを惜しみながら、記念館を後にして、高知のシメとして、ガイドブックで見ておいしそうだった甘味処へ向かいました。コインパーキングにうまい具合に日陰のところがあったので、そこに車を止めて歩いて行きました。歩き始めたのはよかったんだけど、またもやお店の場所がうる覚え。(^^; 先日の散策で本屋があったのを覚えていたので、そこに向かいタウンマップやグルメ情報誌などを立ち読み。お店の紹介があり、地図を確認したら・・・・・なんと今いる本屋の真後ろにそのお店がありました。(^^ゞ
開店時間直後だったので、他のお客さんはいませんでした。友人は本に写真入りで掲載されていた「抹茶ぜんさい」(630円)私は「あんみつ」(560円)のつぶあんでオプション(70円増)で白玉を追加したものを注文しました。落ち着いた内装のお店でした。味は、あっさりした甘さで口当たりもよくおいしかったです。白玉はまんまるい形でしたが、モチモチとしていました。つぶあんのあずきもいけてましたよ。私のあんみつの上にかき氷がうっすらとのせてあったのは、夏の演出かな。こじんまりとしたお店ですが、高知のシメとして十分満足できました。お店の駐車場はありませんのでご注意を。
こうして約5日間の高知滞在も終わり、昼前に高知ICから香川県へ向かいました。今回、高知の西からほぼ東まで行ったワケですが、どこも思い出に残るようなところばかりで、こちらに帰ってきたばかりなのに「また行きたい」と思えるようなところでした。食べ物もおいしかったしね。(^^) 出会った人達も、高知の温暖な気候をあらわすような温かい方々ばかりでした。
でもよそ者が車で走るとなかなか怖いこともありました。短いトンネルだとヘッドライトをつけない車が多いし、車の少し前を平気で横切る歩行者がいたりして(^^; これだけは注意してくださいね。

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